2015年12月アーカイブ

看護師の育休で昇給なし違法確定

男性看護師が育休を利用した結果、昇給なしという冷遇を受けたとして
訴えていた裁判の最高裁判決が出ました。
判決では、育休で昇給なしとしたことは違法であるとして賠償命令が出ています。
最高裁の判決となるので、これ以上裁判は行われませんから確定となります。
この判決が意味するのは、同じような問題を抱えている人が他にも多数いる可能性です。
育休を取ったけれど不利益を被ったまま泣き寝入りしてきた人もいるでしょうし、
そういった現状を見て育休取得をためらった人もいるでしょう。
この判決は、そういった人たちにも光を当てていくことになると思います。

特に看護師は一般的な会社員と異なり、勤務時間が不規則だったり
仕事の内容が特殊なこともあるので育休を取得しにくい環境にあるとも言えます。
そんな中での今回の判決は大きな意味があるでしょう。
注目すべきは女性が育休を取得したのではなく、男性が育休を取得し
その中で不利益を受けたということですから、育休の中でも特に男性の取得率の低さは
こういった点にも原因があると考えられます。

育休は法律で定められた制度ですので、これを取得できないとなれば法律違反となりますが
育休によって不利益を受けることも法律では禁止しています。
最高裁が判決を出したことによって、看護師だけでなく社会全体で育休に関する
考え方や扱い方が見直されることを期待したいと思います。
また、最高裁の判決というのは判例として扱われるため、同種の裁判に大きな影響を
与えるのは間違いありません。